受付K.B.さん
Q.日々、複数の言語で通訳されていますが、言語はどのように学ばれたのですか?
幼少の頃、中朝国境で育ちました。朝鮮族という事もあり、生活をする中で公用語である韓国語を学びました。近隣国である日本語を学んでおく事も将来役に立つと思い中国にいる時から独学で勉強し、もっと上手になるために留学して毎日頑張って勉強しました。
Q.クリニックで通訳していて気をつけていることはどんなこと(困ったこと等も)
患者様の伝えたいことをしっかりと間違いのないように先生に伝えられるように常に気をつけています。
また患者さんに対し、不安のないようにしっかりと結果を伝えることを常に考えながら対応しています。
Q.医療現場で働き、感じたことはありますか?
中国を離れて日が経っているので現在のことはよくは分かりませんが…
中国では医師と患者さんの関係は日本よりも対等な感じで、遠慮することなく何でも質問します。
しっかりと主張し治療法の希望を言ったり、ときには薬の処方方法にも注文をつけたりすることがあります。
また、大型の総合病院や大学病院でも紹介状なしで受診ができるので、気軽に医療機関に訪れセカンドピニオンに関しても非常によく行われています。
普段から漢方薬を好み、生活の中で常に漢方的な考え方で体調を管理している人も少なくないです。治療法に関しても服薬よりも注射を好むので、来日した患者様は風邪のような症状でも採血や注射の依頼をする方が多くいらっしゃいます。
中国では日本の医療を信用している方も多いので今後はセカンドピニオンの役割も重要があるのではないかと思います。また困っている外国人の急患の方の心のケアもできれば良いと思っています。
Q.今後やってみたいこと
語学のみではなく医療や、その他会計などの分野において語学とのコラボレーションによるビジネスを行ってみたいと思っています。