【健康経営の基本方針(理念)】
1.職員が健康で 　やりがいと成長のある職場を醸成する
2.職員が働きやすく自律できる環境をつくる
3.組織と関わる全てのステークホルダーに対して
　健康増進を提供し、社会全体の生産性を向上する

【医療法人クリノヴェイションの健康宣言】
組織の設立当時より、従業員の健康管理について優先的に取り組んできましたが 2020年4月からより重要性を感じ、健康経営という視点から従業員の健康管理の強化に取り組んできました。2020年10月に健康企業を宣言し、2022年11月に健康経営健康づくりの取り組みを積極的に行っていることを認められ、健康優良企業として認定されています。その後2023年3月に健康経営優良法人（中小規模法人部門)を取得することができました。その後、2024年3月に健康優良法人（大規模法人部門）を取得することができました。

【健康経営の目的】

わたしたちの経営理念の一つである『患者を断らない』医療をより多くの方に提供するためには、組織で働く職員の一人ひとりが健康でやりがいをもって働き成長をする職場であることが重要だと考えています。また、自組織だけではなくすべてのステークホルダーに対して健康増進の取り組みを提供していくことが社会貢献であり、医療機関としての使命です。そのために、組織一眼となって健康経営に取り組んでいます。

 

【健康経営推進体制】

2020年に理事長を委員長、マネージャーを副委員長とする「健康経営推進委員会」を設置しています。委員会は、人事部と各院の管理者及び産業医、看護師の各専門スタッフにより構成されています。定期的な会議を実施し健康経営課題を踏まえた目標を設定、随時実施状況の評価を行っています。健康経営の進捗状況は半年に毎月代表者会議で報告し、PDCAに基づき施策の有効性の見直しを行っています。

 

【組織の健康課題】

当組織の健康課題は下記のようなものがあります。
・医療機関であるため職員が感染症に罹患するリスクが高く、繁忙期は感染症に罹患し病気休暇を取得する人数が多いこと
・メンタルヘルス不調者が多いこと
・女性特有の症状で病気休暇を取得する人数が多いこと(PMS/生理痛/めまいetc)

当組織は、全職員の70％以上が女性であるため、開院当時からより女性が働きやすい職場環境の醸成に努め、毎年体制をブラッシュアップしています。

【戦略マップ】

 

【主な取り組み】

①女性が働きやすい職場環境の醸成
・短時間勤務
・休暇が取りやすいフォロー体制
・相談窓口の設置

②健康管理に対する福利厚生の充実
・健康診断の管理
・保険診療の全額補助
・インフルエンザワクチン予防接種の全額補助

③感染管理
・感染症予防対策の取り組み
・予防接種の実施と管理

④メンタルヘルスケアの充実
・ストレスチェックの実施(2回/年)
・ストレスチェック 集団分析結果に基づく職場環境改善
・ラインケアの充実　など

 

【健康経営の各指標】

2023年度集計より(対象：正社員)
・ストレスチェック
　　ストレスチェック受検率：100%
　　高ストレス率：3%

・ワークエンゲージメント：3.8

 

【測定方法　ユトレヒト・ワーク・エンゲージメント・スケール3項目】

・女性の健康課題に関する施策への参加状況
　　全管理者の77.1%

・職員の健康状態（40歳以上のスタッフ対象）
　　定期健康診断受診率：100%
　　定期健康診断後の精密検査受診率：該当なし
　　喫煙率：0％
　　運動習慣者率：37.5％

・職員の勤務状況/健康状態
　　平均月間総実労働時間：124時間
　　平均月間所定外労働時間：1時間
　　平均年次有給休暇取得率：77.9%
　　平均年次有給休暇取得日数：10.3日
　　年間長時間労働者数(月45時間以上):0名